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ハーレムに潜んでいた総務が中華街に引越したら、経理になっちゃった。


by HarlemSomu
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本当の友達

カウンセラーに言われた。

愚痴を聞いてくれない友達なんて、本当の友達じゃない。
そういう人達があなたから去っていくようであれば、追う必要なんてない。

と。

彼女自身、20代後半から30代の間、人間関係で苦労したそうだ。

若かった頃は、日常の挨拶で「How are you doing?」と聞かれて、
どんなに気分が落ちていても必ず「Oh, I'm FINE. What about you?」
と返していたらしい。

理由は二つ。みんながそうしていたからってのと、暗い面を見せたら
友達をなくすかもしれないという恐怖心があったから。
彼女はそう言ってた。

でも、20代も後半に入ると、気分が滅入るようなことが続いたそうで、
そんな時にふと、『Fine なんて言えるようじゃ気分じゃない。
嘘つく余裕がない。正直な気分を言って、誰が本当の友達なのかを
試してみよう』と思ったらしい。

それからは、気分が悪い時、落ち込んでいる時は正直に「Acutulally,
I'm feeling terrible.」と言うようになったらしい。

何人かは気まずそうにして即座に話題を変え、でも何人かは
「どうしたの?何かあったの?話、聞くだけなら出来るよ」と。

それで好いんだって。彼女に言われた。先週のカウンセリングの時だったかな。

これまでも、そんなことは頭では分かってた。けど、彼女にそう言われたら、
気分がすごく軽くなった。

愚痴をこぼせない。
辛い時に辛い顔を見せられない。

友達を失うのが怖いからと言って、自分を取り繕う必要なんてない、って。


病は気から。確かにそうだよね。
落ち込んでしまうようなコトが起きて、落ち込んでたら、
益々気分は落ちていく。
嫌なことがあって、機嫌が悪いからと言って乱暴に振舞ってれば、
周囲の人の機嫌も損なう。
悲しい出来事に遭って、いつまでもクヨクヨしてたら、
なかなか立ち直れない。

そうは言うけど、やっぱり人間、誰だって弱音を吐きたいときはあるし、
自分を励まそうとして明るく振舞うにしたって限界はある。
人生を楽しんでるフリをして疲れてたら、元も子もないじゃない。

たまには息抜きが必要よね。

自分が落ち込んでる時に、励ましてくれる人がいれば心強いじゃない。
自分の機嫌が悪い時に、笑わせてくれる人がいたら、嬉しくなるじゃない。
悲しい時に、悲しみを分かってくれる人がいれば、寂しさも和らぐじゃない。
なにも言わなくても、黙って傍にいてくれる人がいてくれれば好いって時もあるじゃない。

そういう人が自分の周りにいたら、自然と自分もその人達に同じことを出来るようになるのよね。
直ぐには無理でも、そういてあげたいって気持ちが芽生えてくるのよね。

そう人が、友達なのよ。

うん、そういうこと。



広くて浅い池の中にも、どこか一つ、小さくても深い、深い穴があるのと同じ。
狭くて浅い池じゃ物足りけど、広くて深い池は… 「池」とは呼べないよなぁ。


自分に調度好い大きさで、浅い部分と深い部分がある池を。


ね、そういうこと。
by HarlemSomu | 2006-03-17 15:28 | 独り言