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ハーレムに潜んでいた総務が中華街に引越したら、経理になっちゃった。


by HarlemSomu
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キング牧師

今日からブログの日付をこっちの時間にします。って言うか、今まで気付かなかっただけですが(笑)。


昨日は Martin Luther King Jr. Day でお休みでした。

彼が射殺されたのが1968年。たった38年前のことです。
もうずっと前の出来事のようにも思えますが、まだたったの38年しか経ってないんです。

第二次世界大戦の頃、アメリカではまだ黒人は白人と同等ではなかったってことですよね。
黒人に対する差別は、悲しいかな訓練も戦場も関係なく存在したって話です。

戦場に立ってまで、見方である誰かを差別するっていう根性。
ただものじゃないですよ。

every single one of 白人兵士達が黒人兵士を差別したとは思えないし、
逆に every single one of 黒人兵士達が差別を受けたとも思えない。

でも、確実に戦場での差別は存在したわけで。

戦場ですよ?自分がいつ死んでもおかしくない場所ですぜ?
そんな場においてですら、誰かを差別する根性を持った人間
(そうなったらもう人間じゃないよなぁ)たちが育った社会。

そして、そんな人たちを育てて送り出した社会。

そんな社会がたったの38年の間にどれだけ変わったかって?

白人と黒人、アジア人、スペイン系の人たちが区別されてる場所はないです。
バスも電車もレストランも、みんな座りたいところに座れるようになってます、一応

えぇ、「一応」です。

あからさまでない、見えない差別は未だに存在します。

差別する側は、差別してるっていう感覚なしでしてる場合もあれば、
意図的にしてる場合もある。

差別されてる側は、本当に差別されてる場合もあれば、
被害妄想的な発想で、そう受け取ってる場合もある。

それらを見てる第三者は、見てみぬ振りをする時の方が多くて。



「差別はいけない」って言うのは簡単。
差別しちゃいけないからって理由で、腫れ物に触るような態度でいたら、
いつまで経っても何にも変わらない。

差別が何故いけないのか、どうやったら本当の意味で差別をなくせるのか。


When you encounter something new, something that you never knew before, you either deny or look away from it or try to match it with something close or similar that you know. If you get scared and deny/look away from it, you never get to know what it is. It could be something that you never need to be afraid of, perhaps, something that you may fall into love with. So, don't be afraid. Don't let your fear take a chance to meet a new stuff away from you.

For instance, when you see a huge flying object (a.k.a. UFO nowadays), you either deny or look away from it, or try to think of something similar with it, such as an airplane.

And when you try to link the thing that you never knew to something you're already familar with, don't just stop at linking those two together.
Because if you just stop there, where you relate those two different things, that becomes prejudice.

Using the earlier example, if you're satisfied with linking a huge flying object, an UFO, to an airplane, you never get to learn the truth about the UFO.

Instead, use your experience in matching a new thing you just encounter with something you already know, to have yourself learn and get to know that new thing you just met.

As you learn more about the new stuff, after a number of times of linking, matching, and relating it to stuff that you know, you'll get to know it more and more, and finally you will conquer the fear within you.


だから、例えば、今まで遭遇したことの無い誰かに出会ったとして。怖いからっていって逃げるか存在を無視するか。それとも「あ、同じ人間ね」って判断するか。逃げてたらいつまで経っても恐怖心が拭えないでしょ?

人間って判断して満足しちゃったら、その「誰か」が一体何者なのか、正体が分からないままじゃない。もしかしたらその「誰か」と恋に落ちるかもしれない。もしかしたら、その人が殺人鬼かもしれない。

人間だって分かったら、そこから更に自分の知ってる範囲以内で、ちょっとずつちょっとずつその「誰か」と自分の知ってる誰かに繋げていこう。

自分の知ってる人とその「誰か」をただ繋げるだけで満足しちゃったら駄目。その「誰か」の本当の姿が分からないままで終わっちゃうじゃない。

例えばさ、極端な話、「この人は私の小学校の時の暗かったクラスメートに似てるし、名前は近所のエロの禿げおやじと同じだから、きっとこの坊主の人は暗くてエロい人でしょ」って自分の内で満足しちゃったら、その人の本当の姿(性格)がいつまで経っても分からないままでしょ?その人に対する偏見が、いつまで経っても消えないでしょ?

その人を自分の知ってる誰かと結び付けていって、色んな人と結び付けていって、段々と、徐々にその人の本当の姿が見えてきて、「もう誰かと結びつける必要なんてない。結び付けられる人もいない。この人はこの人。他の誰でもない」って自信をもって言えるまで、その「誰か」のことを知ろうとしようよ。

そうすれば、差別する必要なんてない。偏見なんてなくなる。怖がる必要もなくなる。そうすれば上辺だけで誰かを判断するなんてこともなくなって、もっと探求、追及したくなるよね。

自分の中からその人・人達に対する偏見がなくなって、差別する心も消えて、恐怖心が拭えて、上辺だけの判断じゃなくてもっと深く、歴史とか背景とか、過去の過ちとか今に至る経緯を学んだら、見せ掛けだけで「尊敬」だなんて言わないでしょう?格好を真似する必要もないでしょう?仕草や言い草を模倣しなくなるでしょう?

本当に、心の底から RESPECT するんだったら、その気持ちは相手にも伝わる。



誤解も差別も偏見もなって、お互いが尊敬、尊重出来るようになる信じて、ささやかではあるけれどウチは自分が出来る範囲で実践してるんだけど…

どうだろう?
by HarlemSomu | 2006-01-17 10:31 | 常日頃の話